ふくい町内会サミットに参加して、各地区民の関心の強さと良くしたいという思いの強さに心が熱くなった町内会・自治会サポートセンター所長の「水上裕太」です。
今日はふくい町内会サミットで行った超おすすめワークショップを紹介したいと思います。
町内会・自治会に参加している人もそうでない人も、全住民にぜひともやってほしい超おすすめワークです!!絶対にお見逃しなく!!
「福井県自治会連合会」主催「福井県まちづくりセンター」運営、
福井大学の田中先生を講師にアオッサにて行われました。
50名定員のイベントだったのですが、申し込みが200名を超え、抽選にて立ち見込みで100名超の方が参加されました。
町内会問題に対する住民の興味の強さに驚き!!Σ(・□・;)
9つのグループに分かれ熱い討論がなされました。ι(´Д`υ)アツィー
では早速
【ワークショップ内容紹介】
【概要】
6人ほどのグループに分かれてテーマに沿って意見を出し合い解決策を模索するワークです。
【目的・ゴール】
今回は町内会に関する3つのテーマを設定し思考をステップアップするワークをしました。
①町内会魅力UP : 町内会に参加したくなるようなアイディアをみんなで出し合う。
②町内課題解決 : 各人が感じる課題の洗い出しと解決のアイディアを出し合う。
③町内会運営改善 : 持続可能な団体にするために必要な行動とそれを行う際に起こる問題の解決方法を話し合う。
【必要な道具】
・赤色と青色の付箋
・人数分のペン
・テーマに対する情熱w
【手順】
①参加者にテーマを伝え、2色の付箋とペンを渡す。
②まずは、お互いに自己紹介をして、町内会を魅力的にするためのアイディアを青い付箋に1アイディア1枚でたくさん書いてもらう(アイスブレイクとブレインダンプ)(15分間)出てきたアイディアを似た者同士で重ねる。
(※アイディア出しの際は、実現可能性を考えず思いつく限り出しきる)
③次に、町内会に対する不満や課題を赤い付箋に1課題1枚でたくさん書いてもらう。(15分間)出てきた課題を似たもの同士で重ねる。
④赤い付箋に書き出した不満や課題を解決する方法を青い付箋に1アイディア1枚で書いて対象の赤い付箋の下に張り付ける。②で出てきたアイディアの付箋も対応する問題の赤い付箋の下に張り付ける(15分)
⑤課題解決のアイディアを実行するために、運営方法を話し合い、アイディアを青い付箋に、起こりうる問題を赤い付箋に書き出す。(15分)
⑥ディスカッションの内容をまとめ、グループごとに発表して共有する。(各グループ2分)
⑦共有した情報を元に地元の自治会で話し合い、行動計画を作り実行する。
【ワークショップを行った感想】
僕のグループは、女性コーディネーター1人(20代)と男性4人(20・30・40・60代)でワークショップを行い、「なぜ町内会必要なん?」という根本的な課題を深ぼりしていきました。世代により町内会に求めるものが全く違い、若い世代は、活動の外注化や簡素化・廃止など、いかに自分のライフスタイルを崩さずに環境を維持するかという観点から意見を出してくれました。それは、町内会に深くかかわっている世代の方からするとドライに感じる部分もありましたが、リアルのつながりとオンラインのつながりの差をあまり感じていない現代人の感覚からくるもので、話を進めるうちに「スマホやネットが止まったらどうする?」という話題になり、リアルのつながりの重要性を再確認するためのワークショップや授業が必要だよね!という結論に至りました。また、地域活動に無関心な人を生まないためにも学校と協働して小さいころから地域活動に参加する授業を行うと、地域活動に前向きで内発的動機のある人材が育つんじゃないか!という素晴らしい意見にまとまりました。
正直、行政にもっと頑張ってほしい部分が多々ありますが、リソース的に足りない部分や災害時などの急な対応などは、地域住民のつながりで補う必要が絶対にあるので「安心」「安全」「清潔」が満たされた「快適」な生活を維持するためにも町内会・自治会サポートセンターが行う自治会同士をつなぎ「ありがとうの輪をつくり、つなぐ」という地域コミュニティーを理想の状態に近づけるための活動は絶対に必要だと確信しました。
【ふくい町内会サミットのスライド写真】
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